『ククーシュカ』&『ルート181』

渋谷で映画2本立て。
 
1本目はロシア映画の『ククーシュカ』。
原題(英題?)は『Kukushka』。
アレクサンドル・ロゴシュキン監督の2002の作品。
 
舞台は第二次世界大戦中のフィンランド北部・ラップランド
捕虜となり、岩につながれて放置される一人のフィンランド兵。
罠にはめられ、反逆罪に問われる発作持ちのロシア兵。
二人は、自給自足の生活を送るサーミ人の女の世話になることに。
呉越同舟、しかも、相手の言葉がわからない三人の、
一風変わった共同生活が始まる…。
 
ずいぶん前に予告編を見て、絶対観ようと思ってた。
その期待が大きすぎたのかもしれないなあ。
楽しめたんだけど、ちょっともの足りなさを感じた。
3人の言語が違うスレ違いが可笑しさや悲劇を生むわけだけど、
そうした生活の描写が時間的にももっと欲しかったし、
深めても欲しかった。
そして、これはロマンティックかもしれないけれど、
言語の理解を超えて、わかりあえる場面も欲しかったなあ。
“シャイなロシア人”の性格なんでしょうか。
それとも、監督さんのすたいるなのでしょうか。
アッサリ味なんだよね。
 
でも、ラップランドの景色も含めて、観て損はないと思うな。
 
2本目はUPLINKでやってるパレスチナ映画祭の中から、
ルート181』。
休憩挟んで、なんと4時間半。
でも、全く飽きなかった。
これについては、後日、mrmr filmで書きます。

ただ今のBGM

Sigur Rosシガー・ロス)『Saeglopur 来日記念版』。
ライナーで去年11月のレイキャヴィーク公演について書かれてる。
いやー、いたんだね、僕らの他にも日本から行った人が(笑)。