『アメリカ,家族のいる風景』

前売り券を持っている『イノセント・ボイス』が
そろそろ終わるので、シネスイッチ銀座へ。
すると、今日は入場料1000円との立て札が。
今日は映画ファン感謝デーなんだった。
ゲッ、1000円で観られる日に、
わざわざ前売り券で観るなんてと思ったら、
15分遅れで『アメリカ,家族のいる風景』がやるとな。
というわけで、急遽、こっちを観ることに。
 
ヴィム・ヴェンダース監督の最新作。
原題は『Don't Come Knocking』。
 
西部劇映画スターのハワードは撮影を抜け出し、
故郷へ、そして、見知らぬ子供を捜しに出る…。
 
ヴェンダースの作品を片端から観ているわけじゃないけども、
ヴェンダースの映画だなあと、つくづく思いました。
昨日、あまり寝てないこともあって、
前半、眠りに落ちそうになったことも含めて(笑)。
最後にしっかり、まとめ上げますねえ。
片をつけますねえ。
グッと来させますねえ。
 
広がる景色の美しさは『パリ、テキサス』そのまま。
新しいだけに鮮やかで、青空が目にしみます。
風景に限らず、いい画を撮ります。
 
俳優としてのサム・シェパードには、
どうも僕は魅力を感じませんでしたが、
ジェシカ・ラングが、凄くいいです。
巧いし、時折、可愛らしさすら感じさせたり、魅力的。
サラ・ポーリーも綺麗でした。
 
タイトルは原題の方が良いんじゃないかなあ。
 
しばらくの時をおいて、また観てみると、
もっと胸に浸みるんじゃないか、そんな気がしました。

ただ今のBGM

Ry Cooderライ・クーダー)『Paris, Texas』