FIDDLERS’ BID @ 渋谷クラブクアトロ

スコットランドの北、シェットランド諸島
伝統的フィドル音楽を奏でるフィドラーズ・ビドのライブ。
フィドル4本、ベース、ギター、
ハープ(ハーモニカじゃなくて竪琴ね)・ピアノの7人編成。
 
ケルト音楽って、どうして、こうも、
風と海と草原を思い起こさせるんでしょうねえ。
目を閉じて音に身を任せていると、
どんよりとした曇り空の下、
草原をウェーブのようになびかせてゆく風が。
そして、潮の香りが。いや、ボウモアの香り?(笑)。
しかし、いつしか4本のフィドルが奏でる、
繰り返される旋律とユニゾンがグルーヴを生みだし、
足を鳴らし、踊らずにはいられなくなるのですな。
 
ケルト音楽・ダンス好きや向こうから来てる外国人さんが
多かったんでしょうね。
リズミカルな音になると、リズムに合わせて、
ダッ、ダッ、ダッと床を鳴らす。
いい空間でした。
 
そんなライブは、さすが主役の素晴らしさで、
彼らの方がはるかに楽しかったのですが、
収穫という点では、実は前座のユニットだったのです。
その名は、ハンバート ハンバート。
ギター&バイオリン&ボーカルの男性と、
ボーカル&笛の女性の二人組。
なんといっても女の子の声・歌い方が凄く好き。
ちょこっとハスキーがかっていながら、張りもある声。
変に情感を込めない自然な歌い方も。
「ボク」って言葉が似合いそうな感じは、
川村結花に通じる気がする。
音もアコースティクでオーガニックで良し。
僕的に注目のユニット。

ただ今のBGM

ハンバート ハンバート『11のみじかい話』。
会場で買った。やっぱり良いよ。