フジロック1日目

暑さで目が覚める。
素晴らしい天気。
 
天気がいいうちに、まずは景色のいいところへとの、
僕的旅行の鉄則に従い、ライブは脇において、
僕的フジロックの先生M君とドラゴンドラに乗る。
ゴンドラから見える各ステージについてレクチャーを受ける。
ふむふむ。
 
残念ながら、雲が出てしまったが、時折、雲が切れ、日が差す。
 
山頂(?)は、のんびりした雰囲気。
M先生が言うには、例年より人が多いとのことだが。
 
今年からお目見えらしい、ドラゴン・ターザンを試す。
アスレチックランド(?)なんかによくある、
20mほど張られたロープに滑車が乗っかり、
そっから垂れてる縄にぶら下がって、ア〜ア〜と滑ってくアレ。
何年ぶり? いや十数年ぶり?
いい大人がと言うなかれ。楽しい。。。
 
続いてドラゴンステージへ。
ステージと言ってもライブのステージじゃない。
高さ10メートルほどの見晴台。
フジ本番一発目のステージはココ(笑)。
景色はそこそこだけど、
眼下に広がるのんびりした空気が気持ちいい。
近くのテントで演ってるライブの音がアンビエントな感じで、
さらに雰囲気を良くしてた。
 
さてさて、いよいよ、ライブです。
 
Cake(ケーク)@グリーン
本命Eddi Reader(エディ・リーダー)とかぶっていたものの、
こんなことでもなければ行かないだろうと観に行く。
予想以上に良かった。
その乾いた感じとトランペットの入った音にハマる。
途中から、大雨。
これがまた、どっか僕の中のヒューズを飛ばし、
突き抜けた感じで踊りまくる。
幸先の良いスタート。
今にして思えば、このスタートが、
はじけて存分に楽しむ気持ちに発火してくれたんだと思う。
 
TOKYO No.1 SOUL SET@ヘヴン
ステージ間の移動感覚と各ステージの雰囲気を知ろうと、
一番奥のオレンジへと向かう途中に、
もともと好きなバンドだったこともあり、捕まる。
ラスト30分ほどだったけど、オリオンビール片手に踊る。
カッコ良かったねえ。
 
Lisa Loab(リサ・ローブ)@オレンジ
友人に会い、話したりしてたこともあって、まともに聴かず。
外国人離れした発音の(?)『ドングリコロコロ』が印象的。
 
Prefuse 73(プレフューズ 73)@ホワイト
知らないバンドだったけど、友人たちと移動した流れで。
嫌いな音じゃないけど、早くも疲れ始めていたのか、
そのハードな音に心がついていけず。
1曲ほど聴いて、移動。
 
Charlotte Hatherley@レッドマーキー
どこかで名前がインプットされていたのか、気になっていた。
予想外のハードロックに「あれ?」って感じ。
疲れと眠気に襲われ、ハードな音にも関わらず、ウトウト。
 
Coldplay(コールドプレイ)@グリーン
実は最新作しか知らない。
『SPEED OF SOUND』が、とにかく聴きたかった。
最初の数曲を聴いて移動し始めたら、『SPEED〜』が鳴りだし、
「あちゃー」と思う。
しかも、次の目当てのThe Poguesの開始時間を、
なぜか30分早く勘違いしていて、もっと聴いていられたのだった。
ガックリ。
フジの洗礼か。
でも、闇夜に遠吠えのような余韻をもって響く『SPEED〜』も、
味があってよかった(ということにする)。
 
The Pogues(ポーグス)@ホワイト
ひたすら楽しかった!
酔いどれボーカルは何を言ってるか、ほとんどわからず。
でも、それももはや味の域。
踊りまくり。
ケルトな時間。
 
ROVO@ヘヴン
ボーグスで踊り疲れたのか、
その心地良さに深く落ちていきそうだった。。。
ヤバイと思い、1曲聴いて移動。
 
忌野清志郎&NICE MIDDLE with NEW BLUE DAY HORNS
@ホワイト
ヒロシです」のパロディ「キヨシです」に笑い、
『スローバラード』に涙し、『雨上がりの夜空に』で騒ぐ。
魅せる・ノせる・歌わせるライブの楽しさを
存分に味わわせてくれた、35年目キヨシローの凄さに、脱帽。
さすがGOD。
文句なしの楽しさで、文句なしの1日目のベスト。

ただ今のBGM

the POGUES『the very best of...』
楽しさが甦ります。