スアール・アグン@すみだトリフォニーホール

とにかく、夜空の下で聴きたい公演だった。
 
インドネシアはバリ島の民族音楽であるジェゴグの公演。
と言いいつつ、ジェゴグって言葉、
この公演で初めて知ったんだけどね。
会場で買ったCDのライナーによると…、
 
「バリ島西部に伝承された竹製打楽器アンサンブル。
 微妙にチューニングをずらした鍵盤状の楽器は、
 4つの音からなる5オクターブの大小14台で構成され、
 3mを越す巨大な楽器が放つ地響きのような重低音と、
 一糸乱れぬ細かいリズムの応酬で
 凄まじい音のうねりを生み出します。」
 
というもの。
たぶん、ケチャとはまた違うものなんだろうと思う。
 
この竹製の楽器、当たり前だが筒状で中が空洞なため、
独特の響きを持っていて良い音を出す。
特に、ライナーにもある、重低音担当のおっきなやつの音は大好き。
サブウーファー的な音と言うよりも振動と言うべき
重低音を発しつつ、
中が空洞なためホワーンとした不思議な響きも出す。
これが、メチャクチャ気持ちいい。
ああ、夜空の下、酒を入れながら、
この音に身を委ねて、ゆらゆらしてたい。。。
 
で、実際は、ホールの座席。
目をつむりながら、音に委ねていると、
その気持ちの良さに心いざなわれて、ウトウト(笑)。
 
それから、ホールがしっかりしたところで、
音響効果がいいんだろうね、残響がしっかり残る。
これが、今回は裏目ってて、邪魔。
打楽器音を重ねていく音楽だから、
残響が重なると全体がぼやけてしまうんだよね。
残念。
 
いつか、バリの夜空の下で、聴きたいな。

ただ今のBGM

SUAR AGUNG『BAMBOO TRANCE』。
『バンブー・トランス』って凄いタイトルだね。
バリバリ民族音楽なので、バリバリテクノな人は、
間違えて買わないように。。。