言葉が見つからない

昨日、初めて会った仕事先の日本語ができる女の子に、
今日も仕事で一緒になった。
そして、こう言われた。
 
「mrmrさんはクールですね」
「ま〜ね〜」(心の中で)
「話しかけようと思うんですけど、言葉が見つからないです」。
「・・・・・」(同、心の中で)
 
キビシイ一言だなあ。
日本人なら、日本語が日本人並にできる人なら、
こうは言わないだろうね。
きっと、婉曲な言い方をする。
彼女の日本語は上手だけど、
そうした表現ができるまでには至っていない。
だからこそ、この言葉は重いよ。
彼女の僕という人間の感じ方が、全く脚色されずに、
ストレートかつシンプルに表現されてるから。
 
昔、当時の上司に「君はいつも笑顔でいた方がいいね」と言われた。
素のままだと厳しい印象を与える顔立ちだからだとのことだった。
当時の僕は「人の顔じゃ、ほっとけ!」と思ったのだった。
でも、しばらく前からか、そうだなあと思うようになってきた。
 
これは昔から自覚してるんだけど、僕には、どこか、
コミュニケーションを拒絶する態度やオーラを
出しがちなところがある。
例えば、何人かで歩いている時、いつの間にか、
他の人と距離を取り、ポツンとしていたり。
そして、そうした時は、たいがい素の顔だろうし、
まあ、あまり声をかけられたりはしないね。
 
最近、つくづく、コミュニケーションや人付き合いが
下手だなあと溜め息をついていたところなのですよ。
彼女の一言には、ドキッとしてしまいましたよ。
 
でもね、ポツンとしてるときの自分、
結構、気分良かったりもするのですよ。