恵比寿で映画2本

体調不良にも関わらず、今日で終わってしまうとあって、
メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』を観に行く。
原題は『The Three Burials of MELQUIADES ESTRADA』。
監督は主演も兼ねるトミー・リー・ジョーンズ
 
メキシコと国境をなすテキサス。
不法移民のメルキアデスが殺される。
生前、彼と親しかったピートは、
もし彼が死んだら故郷に連れ帰ると約束をしていた…。
 
予告編の、あの乾いた雄大な景色に惹かれていたのでした。
それ以上でも、それ以下でもない映画だったと思う。
話も予告編で見たままというか、
それ以上のどんでん返しみないなものは無かったというか。
 
テキサスという土地と人々はおもしろいですね。
東海岸や西海岸とは違う人々の動き。
法を上回るような、コミュニティの強さ。
ちょうどアメリカ中西部の保守についての本を読んでて、
テキサスは中西部じゃないけれども、
その内容とシンクロさせながら観たりしてた。
 
 
『メルキアデス〜』だけのつもりだったんですけどねえ。
同じくガーデンシネマでやってたし、気になってたしで、
続けてもう1本観てしまいました。
 
かもめ食堂』。
荻上直子監督作品。
 
フィンランドの首都・ヘルシンキ
食堂「かもめ食堂」を営むサチエは、
客第一号の日本オタクのフィンランド人青年に
ガッチャマン』の歌詞を尋ねられるが、答えられなかった。
ある日、見かけた日本人に歌詞を聞いてみると…。
 
仕事でフィンランドに関わっていたこともあり、
出張でも行ったことがあったので、気になってたのです。
 
ストーリーよりも、自分の中にあるフィンランドとの
個人的なことが振れるのが、懐かしさと共に、
僕にはこの映画の楽しさの最たるものでした。
劇中に出てくるヘルシンキの街並みとか。
それと、あの光。
入射角が低い、あの眩しくキラキラした光だよねえ。、
あと、『ガッチャマン』ではないけれど、
まあ、そんなようなものを商売してたしね。
 
素直に、らく〜にして、楽しめる作品だと思う。
クスクスと笑えるところも、しばしば。
もたいまさこさんの、役というか本人というか、
キャラ立ちはスゴイなあ。
小林聡美さん、こう言っちゃなんだけど、
なんか昔より美人になった気がする。
 
でも、これ、ビデオでも、いいのかなあ。

ただ今のBGM

川村結花『a half note』。