Dorado Schmitt
ピエール・ブランシャール&ドラド・シュミット カルテット
@渋谷クラブクアトロ
ジャンゴ・ラインハルトに代表される
マヌーシュ・スウィング(ジプシー・スウィング)のコンサート。
にやけた笑顔を浮かべながら、たっぷり楽しんできました。
アコースティックギター×2、バイオリン、ウッドベース。
たまに、ドラド・シュミットがギターをバイオリンに持ち替える。
一昨年のニューヨーク旅行の際に、たまたま出遭った、
ジャンゴの、マヌーシュ・スウィングの、音。
その楽しさに魅了され、去年は九段に、そして今日と、
まるで年1回のお楽しみといった具合に足を運ぶ、その音。
その3回共に、ドラド・シュミットを観てるのですね。
彼のいたずらっ子のような演奏が、大好きです。
ギター、バイオリン、そして歌もこなす、彼。
今日も全て味あわせてくれました。
どれをとっても、いい音を聴かせてくれるのですが、
僕が思う彼の真骨頂は、そんな演奏でメインを張るのではなく、
まるで、ちょっかいを出すかのような演奏で、
周りのプレイヤーの力を引き出すところ。
その周りをからかう音・姿は、とってもキュート。
まさに、舌をペロっと出して、皆を微笑ませてしまう、
憎めないいたずっら子。
また来年も彼が観られるといいな。