Toots Thielemans @ BLUE NOTE TOKYO
去年の来日時に行きそびれてしまった、
ジャズ・ハーモニカの巨匠を観てきました。
ハーモニカ、ドラム、ウッドベース、ピアノの4ピース。
風邪を引いていたようで、ツラそうでした。
曲の途中で咳きこんだり、胸を押さえたり、
曲間で鼻をかんだり。
そんな体調不良のためでしょうね、
最初の2曲ぐらいの演奏は、イマイチ。
でも、そこは大ベテラン、
バンドの生み出すグルーブにも乗って、
尻上がりに調子を上げていく。
いつしか、咳もやみ、音色も艶やかに。
語るような、歌うようなハーモニカ。
素敵でした。
ただ、テンション&音がググーッと上がったときの音に
抜けが足りなかったように思います。
うっすらと膜がかかっているような。
ちょっと残念。
バックにかなり助けられた公演だった思います。
特にソロではピアノが大活躍。
でも、ソロではイマイチ目立たなかったけれど、
しっかり支え、仕切っていたベースがMVPかな。
しかし、とても80歳を過ぎた巨匠とは思えない、
茶目っ気あふれるチャーミングなおじちゃんでした。
ただ今のBGM
TOOTS THIELEMANS(トゥーツ・シールマンス)
『THE BRASIL PROJECT』
ライブでもブラジリアン演ってました。
良いアルバムですね。